2025年9月27日(土)、仙台エコー医療療育センターで「エコーまつり」が開催されました。新型コロナウイルス感染症の影響により長らく開催が見送られていましたが、今回は数年ぶりの再開です。この日は入所者さん・利用者さんとご家族、職員が心待ちにしていた一日で、施設内がにぎやかな笑顔で包まれ、特別な時間が流れました。

当日は朝から晴れやかな秋空が広がりました。手づくりの装飾や案内板で彩られた施設内がいつもと違う“おまつり空間”に変わり、入所者さん・利用者さんもご家族と共に会場の雰囲気を感じながら楽しく過ごせる場所ができあがっています。

院長の挨拶と再開への想い

エコーまつりの開会にあたり、仙台エコー医療療育センターの院長・天江新太郎から参加者の皆さんへ向けた挨拶がありました。久しぶりにこの日を迎えられた喜びと、再びこうして皆さんと時間を共有できることへの感謝の言葉が語られると、会場は温かい拍手に包まれました。

参加型で大盛り上がり!あきらちゃん&ジャンプくんのパフォーマンス

この日の会場を明るく包み込んだのが、あそびうたユニット「あきらちゃん&ジャンプくん」によるパフォーマンスでした。軽快なリズムの音楽が流れ出すと、会場の空気が一変。カラフルな衣装と楽しい歌声が空間いっぱいに広がり、職員やご家族から自然と手拍子が起こりました。

ステージは、その場にいる全員が一緒に楽しむ“参加型”の内容。手をたたく仕草や体の動きを交えながら声をかける場面もあり、にぎやかな音と拍手に包まれたこの時間は、多くの方にとって心に残る場面となり、エコーまつりの中でもひときわ盛り上がったプログラムとなりました。

ゲームコーナーやおばけやしきも大人気

ゲームコーナーでは、「千本引き」などさまざまな楽しいゲームが設けられました。ずらりと並んだ紐の中から一本を選び、どんな景品が出てくるのかをドキドキしながら待つ時間は、子どもも大人も変わらずワクワクするものです。

ひときわ注目を集めていたのが、職員が工夫を凝らして手づくりした「おばけやしき」です。暗くしたホールや音響の工夫など、施設ならではの安全面に配慮しながらも“非日常”の空気を演出した空間は、多くの入所者さん・利用者さんが訪れる人気のコーナーとなりました。

一歩足を踏み入れると、薄暗い照明と静まり返った空気が訪れた人を包み込みます。突然現れるおばけ役の職員に「きゃー!」と驚いたり、車いすで思わず後ずさりしたりと、怖さと楽しさが入り交じった声が響き渡りました。

まとめ|つながりを再確認した一日、次回への期待を胸に

数年ぶりの開催となった「エコーまつり」は、温かさと穏やかな時間に満ちた特別な一日となり、入所者さん・利用者さんやご家族、職員それぞれが自分たちのかたちでこの日を過ごしていました。

今回参加してくださったご家族の方からは、

・ステージはみんなが一緒に参加できる内容で一体感があり、盛り上がった。

・進行がわかりやすくてよかった。内容も一緒に楽しめてよかった。

・利用者・保護者が楽しく過ごす機会をいただき、ありがとうございました。

などの嬉しいご感想を多数いただきました。

今回の開催にあたっては、多くの方々のご支援とご協力をいただきました。ご協賛くださった企業の皆さま、ご祝儀をお寄せくださった方々、そして当日の運営に力を貸してくださったボランティアの皆さまに、心より感謝申し上げます。皆さまのお力添えがあってこそ、「エコーまつり」はこうして再びかたちにすることができました。

「また次も楽しみにしています」「こうした時間がこれからも続いてほしい」といった声も多く聞かれ、すでに次回への期待も高まっています。今回の経験を糧に、仙台エコー医療療育センターは、今後も利用者とご家族が安心して過ごせる場づくりに取り組みながら、より多くの“つながり”を育んでいきます。